水槽と油膜のことを考えてみました。

水槽と油膜

水槽

水槽の通販や熱帯魚のことなど、水槽にまつわる様々なテーマでお届けしたいと思います。

水槽と油膜について

水槽と油膜の関係

水槽には油膜が張ってしまうことがあります。油膜とは水面に生じる薄い膜のことです。油膜が発生する原因としては、水面に浮く微生物やその一部、エサに含まれる油分やそこに生じるバクテリアやカビ、コケなど、あらゆるものが組み合わされている場合がほとんどです。

こうした油膜の原因を一度に解決するには、水槽の環境を安定させることが最も近道となります。エアレーション(エアポンプと水槽を参照)によって強制的に油膜を発生させないこともできますが、油膜の原因を根本から取り除くために工夫することも、より高度な飼育技術の習得へとつながります。

油膜を取り除くには

水槽から油膜を取り除くには簡単な方法があります。まずはティッシュペーパーを一枚、水面にそっと広げ、中央をつまんで、サッと取り出します。これだけで一瞬にして油膜を取り除くことができます。

次に水槽の環境を見直してみることも大切です。飼育している観賞魚の数やエサが多すぎれば他の水槽へ分ける必要があるかもしれません。これは観賞魚を追加しなくても、成長して大きくなった場合も同様です。

また、活きエサや、それに近い飼料は、多くの油分を含みます。このため、質の良い配合飼料を選ぶことで、油膜の発生を抑えることができる場合もあります。

外部式フィルターを使用している場合には、油膜取りという器具を取り付けることもできます。ただし、細かい浮上性のエサが吸い込まれてしまいますと水質悪化の原因になりますので、小型魚よりは大型魚に向いているかもしれません。

油膜は水槽をセットして一ヶ月くらいの間に発生しやすい傾向があります。これを過ぎた頃、適切な管理により水槽の環境が安定してきますと、うそのようにぴたりと油膜が発生しなくなり、取り除かずに放置しておいた油膜もいつのまにか消えてなくなっていることも良くあります。