エサや光の量によっては必要以上にコケが発生したり、底にゴミがたまったりする場合があります。そんなときは大掃除をして水槽をリセットすることで見違えるように美しくなりますので、ここではその方法を解説したいと思います。自らの手で美しく蘇らせた水槽の眺めもまた格別です。
1.水でよく手や腕を洗い、十分に汚れを落とします。手についた石けんは徹底的に洗い流して下さい。
2.作業前にヒーターやランプなど、必ず全ての飼育器具類のコンセントを抜いて下さい。
3.バケツに水道水を汲み、カルキ抜き(中和剤)を入れてよくかきまぜます。水が冷たすぎる場合はお湯をバケツに入れ水温を調節します。
※水槽に直接、熱湯を入れることは危険ですので絶対になさらないようご注意下さい。
4.バケツの水に水槽の水を加えます。この水はあとで水槽に戻します。水槽には半分ほど水を残しておきます。水を移し終えたら、水草と熱帯魚もバケツに移します。熱帯魚をアミですくったときはすぐに水の中に戻してあげましょう。むやみに何度もアミですくうと体表が傷つき、病気になってしまいますので気をつけてあげて下さい。
5.底砂ボウルに移し、水槽に残った水で軽く洗います。水道水で洗うと底砂の中にいる濾過バクテリアが死滅してしまいますので、必ず水槽の水だけで洗うようにして下さい。
6.水槽を水道水で洗います。ガラス面のコケはスポンジを使うと簡単に落とせます。
7.水草の伸びすぎた葉や枯れた葉は切りはずします。葉をボウルの水の中で優しくなでてコケも落としてあげましょう。
※作業中、葉が乾燥すると枯れてしまいます。水を張ったボウルやバケツの中で作業をすると安心です。
8.水槽の中へ底砂を静かに入れます。
9.バケツの水を水槽に3分の2くらい静かに注ぎ、底砂を平らにならします。
※水が濁る場合がありますが、次第に澄んできます。
10.オートヒーターを水槽に固定し、ヒーターが完全に水中にあることを確認してコンセントを入れます。
11.流木や水草、そして熱帯魚を静かに入れます。
12.水槽にバケツの水を、水槽のフチから5センチくらいの水位になるまで静かに足します。
13.照明を点灯させれば完成です!