汽水魚
【読】きすいぎょ
【同】
河口付近の汽水域や汽水湖に生息する魚類の総称。主に、塩分に強い淡水魚や、海水魚のうち塩分の濃度変化に耐性のある広塩性魚を指す場合が多い。
熱帯魚としてはマングローブに生息する汽水魚や、海水魚を近い起源とする汽水魚も多く流通する。また、レインボーフィッシュやベタなどでも、いくつかの種類が汽水に生息していることが確認されているが、観賞魚として知られるレインボーフィッシュやベタは、ほとんどの種類が純淡水性。
汽水魚の飼育には人工海水を用いるが、ヨツメウオやトビハゼのように薄い海水を好む種類と、ミドリフグやスキャットファーガスのように海水に近い汽水を好む種類がいるため、同じ汽水魚であっても混泳には注意を要する。