水槽と照明のことを考えてみました。

水槽と照明

水槽

水槽の通販や熱帯魚のことなど、水槽にまつわる様々なテーマでお届けしたいと思います。

水槽と照明について

水槽と照明の関係

初めて水槽を購入したり、あるいは新しく水槽を増やしたりしようとしたとき、照明が後回しにされてしまったりすることを良く聞きます。

たしかに照明がないからといって、すぐ熱帯魚が弱ったり病気になったりということはありませんし、室内光だけでも十分に鑑賞することはできます。

ではなぜ照明が必要かというと、機能面で言えば水草をより元気に育成するためでしょうか。そしてもうひとつ、熱帯魚を美しく鑑賞するためということも重要なポイントです。

照明を替えても熱帯魚の色なんてそれほど変わらないとお思いでしょうか?

いえいえ、決してそんなことはありません。照明を替えるだけで、水槽の雰囲気はがらりと変わるのです。

六本木ヒルズでときどき開催されるアクアリウムのイベントをご覧になられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。あのイベントでは、実に様々な照明が駆使されていて、ふだん見慣れた熱帯魚の新しい魅力が引き出されていました。

照明にちょっとの工夫をするだけで、いつもの水槽が大変身!

水槽用として販売されている照明には、観賞魚用の蛍光灯があらかじめ付いています。これは青と赤を強調する傾向があって、特に金魚などはいっそう鮮やかに見えます。ポリプテルス エンドリケリーなども、実際より赤みを帯びて見えるかもしれません。

ただ、自然光に近い光で鑑賞する熱帯魚もまた、実に趣のあるものですし、人工的な雰囲気には次第に飽きてくることもあると思うのです。

そんなときは、蛍光管をパルックなどの高演色タイプに替えてみるのがおすすめです。光量が多いのでコケは生えやすくなりますが、きちんと管理すれば水草もぐんぐんと育ちます。

自然光に近い色合いの照明は、もちろん熱帯魚を観賞するのにもおすすめです。何より自然な照明に照らされた熱帯魚たちは、その種類が本来もっている色彩と繊細な模様を楽しむことができます。

自然に近い色合いということなら、ハロゲンランプもいかがでしょうか?ハロゲンランプはダイヤモンドを美しくみせるためによく用いられる照明ですが、キラキラ輝く熱帯魚にはぴったりの照明です。

蛍光灯は光の三原色と呼ばれる、赤、青、緑で構成されていますが、ハロゲンランプはその間の色を持っていますので、絶妙なグラデーションまでも再現された熱帯魚が持つ本当の美しさを鑑賞することができます。