水槽とヒーターのことを考えてみました。

水槽とヒーター

水槽

水槽の通販や熱帯魚のことなど、水槽にまつわる様々なテーマでお届けしたいと思います。

水槽とヒーターについて

水槽とヒーターの関係

熱帯魚の飼育にヒーターは欠かせません。この便利な器具によって、今や熱帯魚は金魚やメダカよりも初心者向きの観賞魚となりました。

かつて水槽用のヒーターがなかった時代は、熱帯魚を飼育するには温室で暖房を用いたり、温泉などを利用するしかありませんでした。ところがヒーターのおかげで、今ではわずかな手間で自動的に水温を調整することができるのです。

水槽用のヒーターは水を温めるための器具です。ですからコンセントに直接つないでしまうと、いつまでも水温が上がり続けてしまいます。そのため、間にサーモスタットをつなげることで温度が上がりすぎたらヒーターを一時的に停止させなくてはなりません。

サーモスタットは水温を自由にコントロールできるという点でとても便利ですが、設定を間違えると思わぬトラブルになってしまう場合もあります。もし、そのようなことが心配ならば、オートヒーターを使うのが便利です。

オートヒーターはサーモスタットの機能を備えたヒーターで、サーモスタットとヒーターを別々に購入するよりも安くてリーズナブルな商品も多く、何より水中に沈めてコンセントを入れるだけなので、操作ミスというトラブルがありません。このため、初めて熱帯魚を飼育される方には特におすすめです。

ヒーターがあれば熱帯性の食虫植物も育ちます。

水槽用のヒーターは熱帯魚の飼育だけでなく、寒冷地で金魚やメダカを飼育する際にも安心です。また、ウツボカヅラのような熱帯性の食虫植物を栽培する場合には、まず水槽の底へ植木鉢を逆さまに置きます。植木鉢の上に、すのこを置いても良いでしょう。そして植木鉢の高さまで水を入れ、食虫植物を置いたら、フタをピッタリしめれば簡易温室の出来上がりです。

熱帯性のモウセンゴケやネペンテス・グラシリス(小型ウツボカヅラの一種)などのように、腰水(鉢の底が常に水中へ浸かるようにする水の与え方)を好む食虫植物には、より水の量を増やすだけで、簡単に大量の食虫植物を腰水で育てることができます。

ところでヒーターは消耗品であることを忘れてはなりません。1年で交換するように設計されている商品が一般的です。安全のためにも、冬が来る前には新しいヒーターを準備されることをおすすめします。

また、突然の寿命に備え、ヒーターをひとつは予備にストックしておくと共に、例えば200ワットのヒーターを入れる代わりに100ワットのヒーターを二つ入れるようにすると、万一どちらかが壊れても急場をしのぐことができるでしょう。