ベタは熱帯魚なので、無加温で安全に飼育できるのは10月いっぱいまで。突然の寒さにも慌てないよう、早めの対策が大切です。
冬が来る前に〜小さなビンから水槽へ、ベタをお引っ越し
気温の不安定な季節の変わり目、外気温の影響を受けやすい小さな容器での飼育はベタにとって快適とは言えません。
10月からのベタ飼育には、保温器具が使用できるレガーロの水槽セットがおすすめです。
しかもレガーロにはベタの好む水質を作る流木と、ベタを美しく輝かせるハロゲンランプの照明もついています。
ベタ水槽の保温について
ベタは熱帯魚ですから、冬に暖房のないお部屋でベタを飼育するには保温をしなくてはなりませんが、ベタ水槽の保温はとっても簡単です。
水槽のできるだけ底の方に保温器具(オートヒーター)を吸盤で取り付け、水中にあることを確認してコンセントを差し込むだけです。
ところで保温器具を取り付けるためには、保温器具が入るだけの大きさで平面のある水槽に移し替えてあげなくてはなりません。
当店ではベタのお引っ越し用として、レガーロ水槽とカリーナ水槽をおすすめしています。
レガーロがベタに向いている理由
フィルターによる水の流れと、水換えによる水質の変化、この二つを苦手とするベタを飼育する上で、流れがなく水換えが少なくてすむレガーロは、まさにベタと相性の良い水槽セットです。
レガーロならフィルターによる水の流れを弱めるために苦労する必要もなく、ベタを無理なく快適に飼育することができます。
また、ベタのオスは激しいけんかをしますので、ひとつの水槽に一匹でしか飼育することができませんが、レガーロはベタが一匹だけでもさみしくならない適度な大きさです。
しかもレガーロは照明に蛍光灯ではなく、宝石のディスプレイにも使われるハロゲンランプの照明を採用しています。
このレガーロだけの特別な照明によって、宝石のようなベタの色彩をより美しく鑑賞することができます。
ベタ飼育セット |
ショーベタ飼育セット |
ベタの移し替え方
ベタをセットしたばかりの水槽へいきなり入れてしまうのは危険です。ここではベタを新しくセットした水槽に入れる場合の移し替え方についてご案内いたします。
水温の合わせ方
ベタは水温が急に変わると大きなストレスを受けてしまいます。場合によってはこれが原因で、大きく体調を崩してしまったり、あるいは病気になってしまうこともあります。
このため、まずは水槽の水温とベタを飼育している容器の水温を合わせるために、飼育中の容器から水ごと台所用の小さなビニール袋に移して水槽へ浮かべておきます。よほど水温が離れていない限りは一時間も浮かべておけば大丈夫です。
なお、蛇口から出てきたばかりの水は冷たすぎる場合がありますので、この場合はオートヒーターを稼働させた後、水槽をセットした翌日に移し替えてあげることをおすすめします。
水質の合わせ方
小さな容器の水は汚れなどによって、水質が水道水とかけ離れてしまっている場合があります。水質があまりにも違いすぎる水へ急に入れてしまうのはベタにとって大きなストレスとなりますので、ベタを新しい水槽へ移し替える際には慎重に水を合わせてあげることが大切です。
容器の水を少し捨て、水槽の水を少し加えるといったことを繰り返しながら、数時間かけて水を合わせてあげますと、ベタを安全に移し替えることができます。